幼稚園教諭免許は独学で取得できる?

現在、幼稚園教諭の免許状を受け取ることができるのは、文科省の指定を受けた大学・短大・専門学校で所定の単位を修得し、卒業した人のみで、まったくの独学で幼稚園教諭の免許を取得することは不可能です。

 

ただし、現在、国では、認定こども園増設のための措置として、保育士の実務経験者を評価した上で、2つの措置…(1)「幼稚園教員資格認定試験」への合格や(2)必要単位を修得する「幼保特例制度」によって、幼稚園教諭の免許(二種免許)を授与する対策を打ち出しています。

 

これらの措置で条件となる保育士の実務経験とは、3年以上。有資格者でも経験が少ない人ではムリですが、この措置にフィットする人は、独学でも幼稚園教諭の免許が取得できる可能性があります。

 

独学なら幼稚園教員資格認定試験制度がある

措置の1つ目は「幼稚園教員資格認定試験制度」です。

 

(1)高校を卒業している
(2)大学に2年以上籍があり、62単位以上を修得している

 

以上の条件を満たす人は、「幼稚園教員資格認定試験」への合格によって、『幼稚園教諭二種免許』を取得できるというものです。

 

試験の内容は「教職概論」「幼児教育教師論」「教育行財政」「教育内容論」他。択一と論述の筆記試験です。

 

このように、3年以上の実務経験という条件を満たした保育士なら、テキストを購入しての独学によって「幼稚園教員資格認定試験制度」に合格し、幼稚園教諭の免許を取得することが可能です。

 

2つ目は、平成27年から平成31年度末(平成32年3月)まで実施される「幼保特例制度」という暫定措置です。

 

前出の(1)と(2)を満たした人が、大学で5科目8単位(「教職の意義及び教員の役割」「教育に関する社会的、制を修得することによって、無試験で幼稚園教諭の免許を取得できます。

 

通常より少ない単位数で免許が取得可能となることから、今後、数多くの保育士がこの制度を利用して幼稚園教諭二種免許を取得することが予想されています。

 

こちらは大学での履修が必要ですから、独学はできません。