幼稚園教諭と保育士の違い

幼稚園教諭と保育士の大きな違いについて詳しくみていきましょう。どちらも子どもを預かり健康と安全を守り、心と体を丈夫に育てるという意味では共通しています。それでは一体、どのような違いがあるのか見ていきたいと思います。

 

まず、大きく違うのは子どもに対する目的と管轄が異なるという点です。目的が違えば当然、教育方針も異なります。

 

幼稚園の場合は、文部科学省が管轄する教育機関になります。なので、目的としては幼児を教育することが大きな役割になります。幼稚園は、一つの学校という扱いになるので先生である教諭は子どもを保育するだけでなく指導し、知識を教えていくことが役割になります。

 

また、対象となる年齢も満3歳から小学校就学前となっています。預かる時間も、4〜5時間が原則です。

 

それと比較して保育園の場合は、厚生労働省が管轄する福祉施設です。保護者が就労しているなどの理由で、児童の保育に欠ける場合児童に代わって親の役割をするのが保育士の役割です。

 

具体的には排泄や食事、昼寝などの日々の生活習慣を身に着けさせることが大きな役割となっています。

 

その為、対象年齢も0歳から小学校就学前と長くかつ時間も原則は8時間となっています。このために専業主婦の場合は、保育園には預けられないというのが理由なのです。

 

幼稚園と保育園ができるまでの歴史

幼稚園が出来たのは、明治9年東京女子師範学校の付属幼稚園が開かれたのがはじまりです。当時は、一般庶民はとうてい通えないような富裕層の方を対象とした教育機関でした。とても形式主義の学校でした。

 

一方、保育園は赤澤夫妻によってつくられた託児所が始まりだとされています。女性も働かなければならないという状況の中、個人レベルで始まった託児所が今の保育園が出来たはじまりとなっています。

 

以降、幼稚園は教育機関として文部科学省が受け持ち、保育園は保護者の就労のために保育にかける幼児を保護する目的で厚生労働省が担当するようになったのです。以上が幼稚園教諭と保育の大きな違いです。